浮石転石調査


落石発生源となりうる浮石や転石についての調査です。
現地では浮石や転石の分布やサイズ、安定状態について把握します。
また、それらの写真も撮影し、場合によってマーキングなども行います。
調査では地山内部の状況についても留意し、崩壊の危険性についても見逃さないようにします。
成果品としては平面図や断面図に加えて、浮石転石個々の写真調書を作成する事が多いです。
吹付のり面調査


吹付のり面の変状調査です。
現地では実際に生じる変状を把握するとともに、変状が生じた原因についても推察します。
特に吹付のり面では地山表面が視認できないため、変状の性状や吹付面の形状などから総合的に判断する事が必要になります。
場合によってはコア抜き調査を行い実際に背面の状況を観察する事もあります。
成果品としては変状図と写真調書が基本となり、現場によって不安定範囲や推定空洞範囲などを記載する事になります。
崩壊地調査


実際に崩壊した箇所についての調査です。
崩壊の状況や残存する不安定箇所の把握とともに、崩壊の素因についても考察します。
新鮮な崩壊跡の場合、極めて不安定な浮石などが残存している事も多いので、それらのリスクを考慮した上での調査を心がけています。
特に岩盤崩壊などの近接が難しい箇所での調査依頼を頂く事が多いです。
渓流踏査


治山施設の状況把握や流木対策、地形判読結果の現地確認などを目的とした山地の渓流の踏査です。
岩盤が露出するような険しい山域や宿泊を要するような山深い所でも踏査可能です。
成果品はそれぞれの踏査によって変わりますが、目的に合わせて現地状況をわかり易く伝えられるように配慮します。